過去ログ - 【艦これ】提督「つれづれなるままに」
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855: ◆GKZJGQ.aKg[saga]
2014/07/02(水) 21:08:56.14 ID:Wh0cN9BZO

【朝日に照らされて】

(提督ったら…もう執務開始時間なのに、私室に呼びに行っても返事が無いし…朝食でも見かけてない…)

(どこに居るのかしら?それとも、もう執務室?それにしても、いつもより早いし…)

(…とりあえず、行ってみましょうか…)



「提督?いらっしゃいますか〜?愛宕です」

(やっぱり返事が無い…?…鍵が、空いてる?居る、の?)

「提督?居るなら返事を…あらぁ?」

(机で寝てる…もう!昨日私を帰らした後、こっそり戻って一人作戦を練ってたのね!)

「艦隊の皆には体調に気をつけるよう口五月蝿く行ってる癖に…」

(自分のことは、蔑ろにして…確かに、あなたの作戦に従って私達は動くから、あなたの働きは重要よ?)

(だけど、あなたが体調を崩したら、皆、心配しちゃうの…もちろん私も、ね?)

「…でも、それだけ私達のこと、考えてくださってるってことですよね…いつも、ありがとうございます」

(…窓とカーテンが閉めっぱなし、こんな空気じゃますます体調悪くなっちゃうわ…起こすのは後にして、まずは換気換気っと)

「日が眩しい、潮風もそよそよと…うふふ、いい天気ね〜」


(…眩しい…、潮の、匂いもする……?……潮の匂いに混じって、何か、違う…良い、匂いが)

(寝て、居たのか、私は?そこにいるのは、誰だ?)

(…あの、後ろ姿…愛宕、か?風になびく髪が、朝日で…金色に、輝いて…)

「美しいな…」



「…えっ?…あ、提督、お目覚めですか?もう、ダメですよ、こんなところで!もっと御自分の体を大切にしてください!」

「ああ、すまないな。だが…」

「だがも何もありません!提督が体調を崩されたら、皆、私も、心配しちゃうんですから…ね」

「…そうか、これから、気をつける……それにしても愛宕」

「ふふっ、どうしました?」

「お前の髪は、綺麗だな」

「ぁ…え?な、提督?な、なんですか?」

(ど、どういうことかしらぁ?何、どう、え…えっ?)

「…いや、寝ぼけていただけだ。なんでも無い、忘れてくれ」

「あ………うふふ、提督ぅ?私の髪が、なんですか〜?愛宕、もう一度聞きたいです♩」

「うるさい、もう執務開始時間はとっくに過ぎてる」

「…ん〜、残念です、もう一度聞きたかったのに〜。…でも、提督が綺麗だって褒めてくれるのって、珍しいですね?」

「…やはり、聞こえていただろうが…」

「ふふふ、でもやっぱり、ちゃんと、しっかり聞きたいです」

「ねぇ提督?お願いします、もう一度言ってください」






(だって、あなたの口から言われるのが、誰からよりも一番、嬉しいもの♩)




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