過去ログ - 姫「私が姫になった理由は勇者のことが好きだからだ!文句あるのか!?」
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[saga]
2014/06/06(金) 21:14:26.41 ID:kmiQV9Sao
通路
王子「ほう……。素晴らしい造形ですね。歴史ある城であることは知っていましたが、まさかここまでとは」
兵士長「そんなに褒めないでください」
王子「しかし、こんなにも美しい城であるにも関わらず、国自体は様々な問題を抱えているようですね」
兵士長「恥ずかしい限りですよ。あんなことがあったからなんて言い訳にしかなりませんが」
王子「治安維持にはかなり苦労されているのですね。騎士隊から話は伺っています」
兵士長「各地に駐在している兵だけでは手が回らなくて、大変なご迷惑をおかけしたこと改めて謝罪するとともにお礼を……」
王子「やめてください。私たちは人間として当たり前のことをしただけですから」
兵士長「ありがとうございます」
王子「それ故に、この国を危機を見過ごせはしないと、父上も言っているのです」
王子「王の不在では国民も不安に思うことでしょう。民は象徴が無ければ途方にくれる。いや、路頭に迷い、犯罪に手を染めてしまうかもしれない」
兵士長「そんな大袈裟な……」
王子「大袈裟ではありませんよ。それだけ国の象徴たる王は大事なもの。助けをもとめ、すがる人物がいるだけで大きな悩みは解消する。……そこで話があります」
兵士長「なんでしょうか?」
王子「我が国と同盟を結びませんか?」
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