過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2014/11/13(木) 17:34:19.84 ID:II7GFxdy0
大騒ぎではないが、道を行き交う人々は、関わらないようにと公園を側に来ると
足を速めている。俺も、無関係だったらそうしてたはず。
だって、面倒だし、逆恨みほど怖いものはない。
陽乃「そろそろいいかしら」
陽乃さんの凛とした声が怒号を収める。それはけっして大きな声ではなかった。
むしろ、怒号の前ではかき消されるほどの普通すぎる声量。
それなのに、誰しも注目してしまうのは、陽乃さんのカリスマ性なのだろうか。
みんな声の主のほうへと顔を向ける。
興奮していた安達兄さえも振り返り、陽乃さんを見つめている。
そこには無表情までの笑顔が待ちうけていた。
その笑顔はいつもの笑顔にすぎない。
けれど、いつもの笑顔ということは感情を押し殺した笑顔と同じだ。
けっして誰にも本心を見せない為の仮面。
陽乃「ねえ、安達君。なんで私をつけ回しているストーカーの顔を知ってるのかしら?」
顔は笑顔のはずなのに、声は凍えるほど冷たい。
安達兄「なんで知ってるかだって・・・・・」
安達兄は、SFCメンバーを見渡す。手を握っては閉じ、握っては閉じと落ち着かない。
非常に焦って出した言葉は、意外にも冷静であった。
安達兄「それは・・・、雪ノ下と一緒に解決したストーカーでしょ。
だから、知ってるに決まってるだろ」
陽乃「そう・・・・・」
安達兄は、わずかに熱を帯びた陽乃さんの声に安堵する。
けれど、手の動きは激しさを増すばかりであった。
陽乃「でも、私が知らない顔もあるんだけど?」
安達兄「それは・・・・・・」
陽乃「それに、さっき自分で自分がSFCの会長だって言ってたじゃない」
安達兄「俺は会長だなんて言ってない。言ったのはあいつらだ」
陽乃「そう? でも、SFCって、メンバー同士、お互いの顔を知らないんでしょ。
それでも、安達君は、彼らを見てすぐにSFCメンバーだって気が付いた。
それは、あなたが会長で、彼らを集めたから知ってるんじゃなくて?」
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