過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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459:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2014/11/13(木) 17:35:19.45 ID:II7GFxdy0



安達兄の手の動きが止まる。今や力強く手を握りしめていた。



陽乃「それにね、あなたがさっき散々自分がSFCで活動してた内容言ってたじゃない」

安達兄「あっ・・・・・・」



陽乃さんも人が悪すぎる。自分は全てわかっているのに、それなのに

相手を泳がして、その後にとどめをさすなんて容赦ないよな。

安達は、陽乃さんの言葉に体から力が抜け落ち、手のひらもだらんと垂れさがっていた。



安達兄「俺だって、告白して振られはしたけど、友達でもいいやって思ってたんだよ。

    でも、弟がSFCなんてものを作ったりするから、いけないとわかっていても

    淡い夢を見ちまったんだ」

陽乃「え?」



陽乃さんの笑顔から消え去り、驚きを見せる。

俺もそうだし、雪乃やDクラスの連中もそうだろう。

だって、SFC会長は安達兄だと思って行動していた。



陽乃「安達君が会長じゃないの?」

安達兄「だから、俺が会長だなんて言ってないだろ。

    言ってたのはあいつらであって、俺は否定したじゃん」

陽乃「そうかもしれないけど・・・どういうこと?」

安達兄「だからぁ、弟が雪ノ下の妹の方には恋人がいるけど、姉の方にはいないとわかると

   俺が同級生だからって、どういう人か教えてくれってしつこかったんだよ。

   それで、ストーカーを退治した話もして、その時の名簿もちらっと見せたのが

   いけなかったんだ。あいつったら、俺の目を盗んで勝手に名簿持ち出して、

   挙句の果てにはストーカーを集めてSFCなんてものを作っちまった」

陽乃「あなたの弟が私と雪乃ちゃんに好意を持ってたってこと?」

安達兄「どうだろうな。好意は持ってたと思うけど、

   なんか変なこだわりみたいのをもってたんじゃないか」

陽乃「そっか。あれ? 安達君って私に告白したって本当?」



安達は陽乃の言葉に完全に体から力が抜け、その場に座り込む。

こればっかりは陽乃さんを擁護できない。告白した事さえ忘れるのはひどすぎやしないか。

俺も若干じとめで陽乃さんを見つめてしまう。



安達兄「したよ。したけど結構前だから、忘れたちゃったのかもな。

    雪ノ下はもてるし」




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