過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2014/11/27(木) 17:34:01.57 ID:yqOLm6oL0
綺麗な髪をそんなくだらないことで使うなって説教してやろうかと思いもしたが、
甘ったるい朝の空気が俺を駄目にする。
雪乃「おはよう」
俺の目覚めをいち早く察知した雪乃は、柔らかな笑みとともに朝の挨拶を告げる。
俺もしゃがれた声で、すかさず返事する。
八幡「おはよう。・・・・いま何時なんだ?」
雪乃「さあ?」
八幡「さあって・・・・。まだ5時過ぎじゃないか」
俺は目覚まし時計を確認すると、軽く非難の声をあげる。
さすがに早すぎる。少なくとも6時までは寝ていても大丈夫なはず。
・・・今日は土曜日か。だったら、もっとゆっくりしていても。
雪乃「そう?」
八幡「そうって・・・・・、くすぐったいって」
俺は、優しく黒髪を押し戻す。
おはようの挨拶をしているときだって、雪乃はずっと俺をくすぐり続けていた。
悪くはないんだけど、さすがにこそばゆい。
雪乃「もうっ」
雪乃は全然怒った風でもないのに、一応は怒ったつもりの非難を洩らす。
と思ったら、今度は俺の頭を雪乃の小さな胸で包み込み、優しく撫で始める。
たしかに、色々トラブルもあって忙しかったし、
今朝みたいに甘美な朝がここ数日続いてはいた。
それでも大学もあり、ゆっくりと朝を楽しむ時間は限られていた。
そう考えると、今日は貴重な朝だよな。
俺は、雪乃の背中に手を回し、小さく力を込めてると、
ゆっくりと雪乃の香りを肺に満たす。
雪乃は、胸元で動かれたのがくすぐったかったのか、小さくとろけるような吐息を洩らした。
色っぽく身悶える雪乃を下から覗き込むと、視線が交わる。
雪乃「もう・・・・・・」
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