過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/01/01(木) 03:20:55.71 ID:x/Aex12G0
こいつは、むしろ感情のコントロールがうまい方だとみている。
その弥生が感情を制御できないとは、恐るべし由比ヶ浜結衣。
八幡「ごめん、弥生。泣くなよ」
昴「泣いてない! 俺は断じて泣いてないからな」
八幡「いいから、いいから。俺が悪かった。だから、すまん」
俺は、弥生の方に体の向きを変えると、軽く頭を下げて謝罪する。
昴「いいんだ。比企谷の日ごろの苦労を茶化すような発言をした俺の方も悪かったんだ。
だから、俺の方こそ、すまん」
弥生は、俺の肩に手をかけ、全く涙を浮かべていない瞳を俺に向ける。
俺は、そんな馬鹿げた猿芝居をしている暇なんてないのに、
つい後ろの観客の為に演劇を上演してしまった。
結衣「もう、いいかな?」
振り向かなくてもわかる。にっこり笑いながら怒り狂ってる由比ヶ浜がいるって。
だって、俺の肩を掴む手が、肩に食い込んでいるもの。
ぎしぎしと指を骨に食い込ませながら、鎖骨をほじるのはやめてください!
非常に痛いですっ!
いや、まじでやめて。手がしびれてきてるよっ。
目の前の弥生の顔が青ざめていくのが、よりいっそう精神にダメージを与えてくる。
八幡「いつっ・・・。ギブギブ。まじで痛いからっ!」
首を後ろに回し、振りかえると、やはり般若のような笑顔の由比ヶ浜が出迎える。
弥生がいう天使こと由比ヶ浜結衣は、堕天していた。
すらりと伸びた健康的な腕に絡まる細いシルバーチェーンのブレスレットさえ、
なにか呪術が刻まれているんじゃないかって疑ってしまう。
まあ、いくら肩まで伸びた茶色い髪を揺らして怒ろうとも、
人を安心させる柔和な顔つきは、いくら怒っていても損なわれてはいない。
けれど、いまだ内に秘めた由比ヶ浜の怒りは収まらないようで、
俺の顔を見たことでさらに手の力を強めてしまった。
八幡「ごめん、由比ヶ浜。本当にシャレにならないほど痛いからっ」
結衣「ほんとうに反省してる?」
そう可愛らしく、俺の顔色を下から覗き込むように問いながらも、
全く肩に加える力は衰える事はない。
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