過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/01/01(木) 03:23:13.95 ID:x/Aex12G0
たしかに、こいつの人を見る目というか、雰囲気を感じ取る力は、
たぶん由比ヶ浜を上回ると思う。由比ヶ浜が直感とかのなんとなくの感覚だとしたら、
こいつのは理詰めの論理的思考だ。
ある意味陽乃さん以上に手ごわい相手なんだけど、
どうしていつも俺の側にいるのか疑問に思う事がある。
俺が知っている弥生昴は、俺と同じようにある意味一人でいることに慣れている。
でも、だからといって社交的でないわけではない。
むしろ、この学部のほとんどの生徒が弥生と一度くらいは話をしているはずだ。
うちの学部に何人いるかだなんて正確な人数は知らない。
それでも、少なくない人数がいるわけで、波長が合わない奴が必ずといっていいほど
出てくるのが当たり前だ。
人当たりがいい由比ヶ浜でさえ苦手としている人物がいるし、
本人は隠しているようだが、誰だって苦手なやつがいるのが当たり前だ。
それなのにこの弥生昴っていう男は、相手がどんなやつであっても
会話に潜り込んでいってしまう。
これは一つの才能だって誉めたたえるべきであろう。
しかしだ。そんな人間関係のスペシャリストのはずなのに、
こいつと親しくしている友人というものを見たことがない。
ある意味、誰とでも仲良く会話ができるが、それはうわべだけだから成立してしまう。
本音を言わず、相手の意見に逆らわずに、
どんな場面でも感情をコントトールしているのなら、
それは友人関係ではなく、単なる交渉相手としか見ていないともいえるかもしれない。
そんな男が、何故俺の側にいることが多いのだろうか。
昴「比企谷?」
やばい。普段疑問に思ってたけど、考えないようにしていた事を考えてしまった。
八幡「すまない。ちょっとぼ〜っとしてただけだ」
昴「そうか」
弥生は、とくに気にする事もなく、再び由比ヶ浜の相手へと戻っていく。
ただ、本当に「なにも気にする事もなかったか」疑わしいが。
結衣「で、ヒッキー。橘教授の評価方法ってなんなの?」
八幡「ああ、そうだったな。俺が詳しく教えてやるから、今度こそ覚えておけよ」
結衣「・・・・・善処します」
八幡「ふぅ・・・、まっいっか」
こいつに教えるのは、犬に芸を覚えさせるようにするより難しいって
理解しているだろ、俺。だから、我慢だ。頑張れ、俺。
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