過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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611:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/01/22(木) 17:29:20.40 ID:rAodTcpR0


メールの内容は、ペリエ750mL瓶を五本買ってきて。

最後にハートマークやら、うざったい記号が羅列していた事は、この際デリート。

なんだって、このくそ暑い中、4キロほどの水を買って帰らないといけないんだよ。

そもそも俺は歩きなんだぞ。

俺の代りに陽乃さんが運転して帰っているんだから、

その時買えばいいじゃないか。なんだって車の陽乃さんじゃなくて、

徒歩の俺がくそ重い荷物を持って帰らにゃならん。

きっと、これは嫌がらせなんだろうけど、このとき雪乃が陽乃さんをやりこめていたんじゃ

ないかって思えてもきてしまう。

だって、これってただの姉妹喧嘩のたばっちりである事は確定しているのだから。











陽乃「御苦労さまぁ。2本は冷蔵庫に入れて冷やしておいてね。

   あとの3本は、あとで片付けるからその辺の置いておいていいわ」



手に食い込んだスーパーの袋を床に置くと、ようやく苦行から解放される。

若干手に食い込んだビニール袋によってしびれは残るが、快適な温度まで気温が下げられて

いるリビングは、俺の疲れを癒してくれていた。



雪乃「八幡は休んでいていいわ。冷蔵庫には私がいれるから」



と、雪乃は冷たく冷えたタオルを俺に渡し、重いビニール袋を運んでいく。

いつもならば俺が重いものを率先として運ぶのだが、ここは雪乃の好意を素直に

受け取っておこう。



八幡「買い物だったら、車で行けばよかったじゃないですか。

   しかも、重い瓶だったし。これって嫌がらせですよね?」

陽乃「嫌がらせではないわよ。だって、家に着いてからメールした内容だしね。

   もし家にいた時かどうかを疑うっていうのならば、雪乃ちゃんに家に着いた時刻を

   確かめてもらっても構わないわ」



毅然とした態度で俺に反論するのだから、本当の事なのだろう。

あまりにも俺の駄々っ子ぶりの嫌味に、ちょっと大人げなかった発言だと反省してしまう。

冷たいタオルが俺の体を癒していくにつれて、どうにか正常モードの思考を取り戻せ

つつあるようだった。





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