過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/01/29(木) 17:32:14.42 ID:ebUOfYOG0
そんな雪乃を見ていると、
どこまでも負けず嫌いなんだよって誉め撫でまわしたい衝動に駆られてしまう。
なんて自制心を鍛えていると、俺の漏れ出たわずかの衝動を察知した雪乃の瞳が
笑いかけてきているのは思いすごしではないだろう。
なにせ陽乃さんがむすぅっと俺を雪乃を見比べているのだから、ほぼ確定事項といえた。
陽乃「そうね。雪乃ちゃんなんて、涙ながらも比企谷君の演説を聞いていたんだから、
なかなかの演説だったといえるんじゃない?」
雪乃「姉さん・・・」
陽乃さんに険しい視線を向ける雪乃を見て、俺はため息しか出てこなかった。
陽乃さんも陽乃さんで、どうして雪乃に挑戦的なんだよ。
これが雪ノ下姉妹の正常な関係って言われてしまえば、そうなんだけど、
その姉妹の間に置かれている俺の事も考えてほしいものだ。
八幡「もう、いいでしょ。俺だって雪乃の事を全て知っているわけじゃないし、
俺よりも陽乃さんの方が雪乃の事を知っている事は多いはずだ。
その一方で、ここ数年の雪乃に関しては、
誰よりも俺が知っていると自負しているけどな」
陽乃「はい、そこ。のろけない」
八幡「のろけていませんって。それに陽乃さんのことだって、ここ数日で大きく印象が
変わってきているのも事実なんですよ。
はっきりいって、今までの印象との落差がありすぎて、戸惑っているというか
・・・・いや、当然の結末だったというか、かな?」
陽乃「どうなんでしょうね? 比企谷君が今見ている私も、それ以前の私も、
同じ雪ノ下陽乃だと思うよ。だって、私は私だもの」
八幡「それは事実ですけど、俺の頭の中でイメージされている雪ノ下陽乃は
やはり変化していますよ」
陽乃「それは、比企谷君が私の事を知らないだけよ」
八幡「ですよねぇ・・・」
雪乃「落ち込むことなんてないわ。なにせ私なんて、生まれてきた時から姉さんの事を
見てきたけれど、全く理解できないもの。
・・・・そうね、理解しないほうが幸せなのかもしれないわ」
そっと頬に手を当てて陽乃さんを流し見る雪乃の姿に艶っぽさを感じてしまったのは
ここでは内緒だが、陽乃さんを理解しようと踏み込むのは、雪乃が言うような不幸せには
ならないと思う。ただし、空回りしてしまうとは思ってしまうが。
なにせ、陽乃さんは自分を見せない人だ。だから、ひょんなことがきっかけで
突然垣間見せる陽乃さんの本心を見逃さないように注意深く見守るしかないのだろう。
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