過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/03/12(木) 17:32:09.46 ID:GjFUVEDS0
由比ヶ浜の視線を改めて辿っていくと、
俺が普段使っている通学用の鞄とは違うバッグに向けられていた。
そのバッグは、通学の為の用途とは違い、底の部分が広めに作られており、
弁当など底が広い物を入れる分にはちょうどいいバッグではあった。
ぶっちゃけ俺一人で作ったみんなの弁当が入っているわけだが、
おそらく由比ヶ浜が気にしているのは、雪乃が手伝ったかどうかなのだろう。
八幡「俺一人で作ったつ〜の。お前だけでなく、陽乃さんや雪乃まで俺一人で作るのを
強要したからな。いくら雪乃に手伝ってくれって頼んだって、
雪乃が俺一人に作る事を強要しているのに手伝ってくれるわけないだろ」
結衣「それもそうだよね。ゆきのんも楽しみにしているもんね」
八幡「なにが楽しみなのかわからないけどな。俺としては、雪乃か陽乃さんに
作ってもらったほうが断然美味しいと思うんだけどな」
俺の不用意すぎる発言を聞いた由比ヶ浜は口をとがらせ、すかさず俺に非難を向けてくる。
いや、まじで怒っているのか、俺に詰め寄り、席が隣でただでさえ近い距離なのに、
顔の表情の細かいところまでわかるほど近寄ってくる。
いいにおいがしてくるのはなんでだろう?って、毎回思ってしまうのはこの際省略。
いやいや、まじで近いですって、ガハマさんっ!
二重のプレッシャーをかけてくる由比ヶ浜に対して、俺はひたすら動揺するしかなかった。
結衣「むぅ・・・。あたしが作ったのは美味しくないっていうのかな?
そりゃあゆきのんや陽乃さんの料理と比べたら、まったく比べ物にならないくらいの
差ができているのはあたしだって認めるけど、それでも前よりはうまくなったよ。
プロ並みなんて当然無理だし、主婦レベルだってまだまだ遠い目標になっちゃうけど、
それでも、それでも・・・」
一気に言いたい事を撒くしあげると、
最後の最後には唇を噛んで泣くのを我慢しているように感じられた。
別に由比ヶ浜の言っているような事を意図的に言ったわけではなかった。
雪乃と陽乃さんの料理の腕がとびぬけてうまいのは事実ではあるが、
由比ヶ浜の料理であっても、普通に食べられるレベルまでは上達してはいる。
だけど、今ここでそのことを指摘するのは場違いなような気もしてしまった。
八幡「悪かったよ。俺は由比ヶ浜の事をお前がいうような目では見ていない。
雪乃は雪乃の料理だし、陽乃さんも陽乃さんの料理だ。
だから、由比ヶ浜が作る料理だって、由比ヶ浜にしか作れないんだよ。
いくら陽乃さんの腕がずば抜けていても、由比ヶ浜が心をこめて作った料理を
再現することなんてどだい不可能なことなんだ。
そして俺は由比ヶ浜が作ってきた弁当を楽しく食べていただろ。
文句なんて言ってなかったろ?
それに、俺はまずそうに食べていたように見えたか?」
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