過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
1- 20
760:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/03/26(木) 17:30:56.07 ID:Ux4V/0K+0


第44章






八幡「気にするな。で、いつものメンバーか?」

結衣「そだよ」



あいつらって、どいつも由比ヶ浜レベルなんだよな。

真面目に勉強をしようと取り組んでいる由比ヶ浜の方がややおりこうとさえ思えたりもする。

とはいっても、うちの学部では平均的な学力ではあるはずだ。

俺や雪乃とは違って交友関係が広くい由比ヶ浜結衣は、

いたって順調に我が経済学部においてもすくすくと友人関係を築いている。

高校時代の三浦や海老名さんのような気の知れた友人というか、一歩踏み込んだ友人関係

までとはいかないまでも、健全な友人関係を作り上げていた。

三浦や海老名さんとは今でもちょくちょく会っているらしいので、

高校卒業イコール友人関係まで卒業となっていないことからしても、

深い友情を高校時代に積み上げることができたレアなケースだと思う。

ましてや、高校時代とは違って規模も条件も大きく異なる大学生活。

大学時代の友人関係は、雪乃の母親に言われるまでもなく今までとは違うことくらい

俺でもわかっていた。

まず、規模については全国区ということがあげられる。

高校までだったら、それなりに中学までの友人関係が使える場合が多い。

高校からいきなり北海道から東京に引っ越してくる奴なんて少数派だ。

たいていの奴が地元の高校に進学して、

ちょっと離れた高校であっても1、2時間くらいで通える範囲の高校を選択しているはずだ。

しかし、大学ならば地方から東京に、ちょっと離れた県から有名私立大学に

なんてケースはざらである。

つまり、大学入学は今までの友人関係をリセットされる場合が多いといえよう。

ただ、高校は同じレベルの生徒が集められているわけで、同じレベルならば同じレベルの

大学に行くのも当然であり、俺や由比ヶ浜のように高校時代からの顔見知りも

継続して大学でもお世話になる事はある。

けれど、同じレベルの大学であっても、学部や学科が違うことは当然に発生する。


それは将来を見越しての選択なのだから、当然の結末といえよう。

そう、将来を見越しての選択は、自分の選択学部・学科だけではない。

友人関係も最後の選択だと俺は考えている。

一応社会人になっても、普通の人間ならば友人を作ることができる。

俺が普通の人間にカウントされていないことは、雪乃に言われるまでもなく認識しているが。

但し、社会人になってからの友人関係は、どうしても仕事を介しての交友と

考えてしまう嫌いがある。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1496.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice