過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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774:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/04/02(木) 17:30:25.73 ID:RpzwNEHw0

雪乃のかあちゃんも若く見えるけど、弥生の姉さんは女帝とは違う方向で若く見える。



八幡「ちょっとだけな」

昴「姉さんもいきなり面識がない人に声をかけられたら警戒するでしょ」

夕「ごめんなさい。でも、あの時は私も緊張していて、いっぱいいっぱいだったのよ」



弥生が姉をたしなめる姿は、どっちが年上なんだよとつっこみを入れたいくらい自然だった。

これがこの二人の通常の関係なのかもしれない。

だとすれば、やはり以前会った時の硬さは、本人が言うように

緊張から来るものだったのだろう。



昴「本当にごめん。姉さんも悪気あったわけじゃないみたいだし、許してほしいな」

八幡「気にしてないからいいって」

昴「そう?」

八幡「あんまり責めると、泣きそうだぞ」

昴「え?」



俺の指摘を聞き、弥生は慌てて隣の姉に顔を向ける。

実際泣いてはいないし、泣きそうでもない。

それでもしょげてしまって俯く姿は、どうしても年下の女の子に見えてしまう。



昴「姉さん、ごめんね。僕が強くいいすぎたよ」

夕「ううん、いいの」

八幡「ま、もういいんじゃないか。俺の隣にいる雪乃のことも、早く紹介してあげないと

   居心地悪いみたいだしさ。

   弥生は面識あるけど、弥生准教授は初めてでしたよね?」



ようやく出番とばかりに雪乃は綺麗にお辞儀をしてから自己紹介を始める。

背筋がまっすぐ伸ばされた背中がゆっくりと傾倒していく様はいつみても美しかった。

丁寧過ぎる挨拶のような気もするが、厭味ったらしさがまったく出ていないのは

雪乃の気品と育ちのおかげだろう。



雪乃「はじめまして、工学部2年の雪ノ下雪乃です」

夕「はじめまして雪ノ下さん。英文科で准教授をしている弥生夕です。

  比企谷君には英語の講義でお世話になっています」

雪乃「比企谷君がご迷惑をかけていなければいいのですが」

夕「いいえ、とても助かっていますよ。

  ・・・そうですね。弥生が二人いると不便ですので、私の事は夕でいいですよ。

  弟の事は昴でいいですから」



ぽんっと手を合わせて、名案が閃いたとばかりに訴えてくる。

たしかに弥生が二人もいたら面倒なことは面倒だ。



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