過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/04/09(木) 17:29:54.45 ID:efeD18EI0
雪乃の質問に夕さんは誠実に答えていく。
まっすぐ雪乃を見つめ返すその瞳は、隠し事をしないと意思表示しているようであった。
昴「もう一生姉さんには恩返しができないほどの恩を貰ってしまったかな」
夕「いいのよ。私が好きでやっているだけですもの・・・・・・」
だから、そこっ! 見つめ合わないでっ。
シリアスな展開なら、最後までシリアスで通してくれよ。
どうして途中途中でブラコン・シスコンカップルを眺めなければならないの。
しかし、俺の視線に気がついたようで、夕さんはすぐさま話の軌道修正を図った。
夕「今は私と研究室で食事をすれば対処できていますが、いつまでもそれができるわけでは
ないでしょう。それに、この問題を解決しなければ、昴の夢を諦めなければならなく
なるので、それだけは絶対に避けたいんです」
力強い意思がこもった言葉に、俺は夕さんの想いの強さを感じ取る。
いい姉弟だと思えた。陽乃さんと雪乃もやたらととがっているところがあるが、
これもいい姉妹だと最近では思えるようになってきている。
そもそも誰であっても何かしらの問題を抱えている。
俺はもちろんだが、
あの陽乃さんだって大きすぎて一人では抱えられないほど巨大な問題を抱えていた。
普段の行動だけでは真意はわからないって陽乃さんのことで経験したはずなのに、
今回の昴の事でも気がつかないでいた事で自分の未熟さを痛烈に実感させられてしまった。
雪乃「東京の大学も夢の実現の一部だったのではないのでしょうか?」
昴「絶対行きたい大学だとは思っていなかったけど、夢を実現する為に通るべき道だとは
思っていたかもしれないね。でも、千葉の大学に来て、比企谷や雪乃さんに
出会えた事を考えると、こっちにきてよかったと、心から思えているよ」
柔らかい笑顔を見せるその姿に、戸塚以外ではあり得ないと思っていた男に惚れそうになる。
いや、まじでこれを見た女どもはほっとかないだろ。
皮肉でもなんでもないが、これは強烈だと思えてしまう。
浮かれている自分を不審がられていないかとちょっと、いや、
やたらと心配して雪乃を状態を盗み見る。
・・・セーフ、かな? どうやら雪乃も昴の発言を嬉しく思っているようだが、
感動止まりらしい。それに俺の事も不審には思ってはいないみたいだ。
これはこれで安心したのだが、もしかして俺って変なのか?と、
顔が青くなるくらい本気で自分の嗜好を疑いそうになってしまった。
昴「迷惑だったかな?」
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