過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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801:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/04/16(木) 17:30:42.15 ID:sScYBCVF0

 はた目から見ると俺は若い運転手って感じがしてしまったのは事実だが、

それに気がついてわざわざつっこんでくるあたりが由比ヶ浜らしくもあった。
 

静「さあケーキも食べたし、この辺で本日のメインイベントに入ろうか。な、雪ノ下」


 誕生日恒例のケーキに立てたろうそくの灯を消して、

誕生日プレゼントを各々献上するという由緒正しき典型的な誕生日パーティーイベントを

消化してきた俺達は、平塚先生の声に耳をむける。しかし、由比ヶ浜と小町の視線は俺と

雪乃が用意している料理のほうへの意識が強く、

正直平塚先生が言っている事を理解しているかは怪しかった。


雪乃「平塚先生。メインイベントとはなんでしょうか? 

  このあとは食事にしようと思っていたのですが」


 食事の準備をしながらも、一応平塚先生の事を忘れてはいなかった雪乃は、

とりあえずほっとくと面倒だからというオーラを隠す事もなく身にまとい、

平塚先生の相手をかってでる。

 いや、一度は俺に相手をしてあげなさいよと雪乃は視線を送ってきてはいたが、

こっちは今小町の相手を忙しいと首を振って辞退していた。なにせ小町ったら唐揚げを

盗み食いするんですもの。兄としては、めっ、と睨みをきかせないとな。


小町「も〜らいっ・・・・・・・。ん、美味しいぃ。これ雪乃さんが作った唐揚げだよね。

  外はカリカリなのに固くなくてサックサク。
 
  しかも中はじゅわぁっとっと肉汁が溢れて来て、なんなのこれ。

お店でもこんなに美味しいの食べられないって。雪乃さんの料理の腕もさることながら、

誕生日ともあってやっぱ使っているお肉が違うのかな?」

八幡「ん? いつも買っている普通の鶏のもも肉だったと思うぞ」

小町「えぇ〜、じゃあ味付けとか揚げ方が違うのかな?」

八幡「どうだろうな。でも最近唐揚げにこっていたから、その影響かもしれないけど」

小町「ふぅ〜ん・・・・・・」


 おい、俺が役に立つ情報を提供出来なかったとしても、

もうちょっとは俺に敬意を払ってくれよ。

俺が勝手に小町の仕打ちにへこんでいると、由比ヶ浜が横からひょいと現れて、

唐揚げを一つつまんで口に放り込む。


結衣「そういえばゆきのん。津田沼の唐揚げ屋の味がどうとか言ってたよね」


 ちゃんと口の中のものを全部飲みこんでから話しなさい。

雪乃お母様が平塚先生の相手をしていなかったら口うるさく注意していたはずだぞ。

その口の中でもぐもぐしてはふはふしている姿が可愛いって言う奴がいうかもしれないが、

雪乃は甘くはないからな。

と、由比ヶ浜に注意してやろうと身構えていたら、

小町がもうひょいっともう一つ唐揚げをかすみ取ると、

由比ヶ浜のようにもぐもぐはふはふと食べながら話しだした。

なにこれ、可愛い。やっぱ可愛いは正義。つまり小町は正しい。



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