過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/04/16(木) 17:32:40.38 ID:sScYBCVF0
小町「見苦しいよお兄ちゃん。ここは素直に謝るべきだと思うのです」
結衣「そうだよ。小さな不満が大きな決裂をうむんだよ」
八幡「だから、ほんとうにちょっとまってくれ」
皿を両手に持った俺は、二人の気迫に押されて一歩後退する。
後退しても二人が一歩詰め寄ってくるので、俺達の距離は変わらない。
けれど、散々文句を言いながらも唐揚げを食べる手だけは止まる事もなく、
皿一杯に盛られていた唐揚げは半分ほどまで激減していた。
小町「ん、まあいいよ。じゃあ、見苦しい言い訳を言ってみて、お兄ちゃん」
八幡「ああ、まあそのな。だから唐揚げを買ったのは珍しい場所に
出店していたからなんだよ。普通人通りが多い所に出店するのがセオリーなのに、
大通りから一本中にはいった人通りがややすくない場所に出店していたんだよ。
しかも踏切前で車もとめにくい場所だったしな。だからどんなもんかなと
思って買ってみたんだけど、それが思いのほか美味かっただけだ」
小町「ふぅ〜ん、それで?」
八幡「まあ俺としてはラーメン食べに行く途中にある場所だし、
俺としては悪い場所ではないんだが、出店場所の意外性と新しいお気に入りの店が
見つかったことで、ちょっと大げさに美味しいっていっちゃったのかもしれない、
気もしないこともないような、あるような・・・・・・」
小町「そのとき雪乃さんも一緒だったんでしょ」
八幡「そうだな」
小町「その時の雪乃さんの反応はどうだったの?」
八幡「普通だったと思うぞ。雪乃も美味しいって言ってたし」
結衣「そうなの? 今度あたしも連れて行ってよ」
ようやく一人脱落か。これで痛い視線の攻撃力も1割ほど減ってはくれた。
自他共に認めるシスコン、いや小町命の俺からすれば、
由比ヶ浜が抜けた事での攻撃力低下は1割くらいしかないと断言できる。
八幡「ああいいぞ。小町もどうだ?」
となると、一番のネックの小町を攻略すべきだよな。俺は知っている。
小町も唐揚げが大好きだって知っているんだぞ。
あの雪乃でさえ認める唐揚げを小町がスルーできるかな?
俺は不敵な笑みを心のうちで浮かべるが、ここは兄妹。
長年の一緒に生活してきた事とあって、
小町は俺のいやらしい笑みを心の目で感じ取っていた。
小町「まあ、小町としても実況見分しなければいけないか。
雪乃さんの為にも行ってみようかな」
籠絡完了。唐揚げの前には小町であってもちょろいもんだ。
あとは敗戦処理をうまくして、
ほぼ空になりつつある唐揚げの皿について雪乃に怒られるだけだ。
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