過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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815:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/04/23(木) 17:34:35.71 ID:6NGd0T+00
普段名前は聞いても親父なんかじゃ買えもしない銘柄がしれっと並べられているんだぞ。

しかも、普通のスーパーどころか酒屋だってあまり売ってないんじゃないかって

いうやつだぞ。

それが普段から棚にそろえられているってのは普通ではない。

だから、それを見ていたとしても、一般人にとっては面白いんだよ。

 さすがはマルエヅの高級店バージョンだよな。

こことか東京の超高級マンションで有名な所とか限られた地域にしか出店してないけど、

案外中を覗けば普通なんだよな。

・・・・・・見た目だけは。でも、よく見ると普通のスーパーでは売っていない高級品を、

さも当然でしょってごとく売っているから、

俺も初めて来たときは今の平塚先生みたいにはしゃいだっけな。

 なんて昔の俺と目の前にいる平塚先生とを重ねていると、

はしゃいでいた顔がわくわくを通り越して驚愕へと変貌していた。


雪乃「どうしたのですか、平塚先生? なにか問題でもあるのでしょうか?」

静「あるに決まっているではないか。問題どころか大問題だ」

雪乃「先生、唾を飛ばさないでください。興奮するのは勝手ですが、

   周りへの迷惑も考慮してください」


 唾は駄目でも、両肩を掴まれて揺さぶられるのは問題ないんだな。

いまいち最近の雪乃の判断基準がわからなくなってきているんだが、

由比ヶ浜の絶え間ない努力が実ってきているんだろうか。

高校の時、既に由比ヶ浜がくっついても文句いわなかったしな。

 だけど、周りの客からは小姑が新妻にいちゃもんつけて

いびっているようにしか見えてませんよ。あら、恥ずかしい。

となると、俺が夫か。こりゃ照れるなぁ・・・じゃない! 

なんか俺の方まで小町に洗脳されていそうで怖くなってしまう。

・・・・・・悪くはないけど。


静「それはすまない。しかし、興奮するに決まっているではないか」

雪乃「だから、なにに問題があるのでしょうか?」


 雪乃は一歩も引かずに平塚先生をまっすぐ見つめて問いを繰り返す。

凛と背中を伸ばして立ち向かうその姿を見た若奥様たちが、

雪乃の事をこっそり応援している事は黙っておこう。

無言の声援の中に旦那さん頼りなさそうっていう冷たい視線は、

とりあえず今後の検討課題として家に持ち帰らせてもらいます。

 持ち帰るイコール対処しないだけど、

それでも期待を捨てないのはどうしてなんだろうか。絶対いい返事なんてこないのに。


静「トンペリだぞトンペリ。

  二十歳になったばかりの酒の味も全くわからない若造が飲む酒ではない」


 あぁ墓穴を掘っちゃったよ、この人。

自分で自分は若手ではないって思ってるんじゃないですか。

そりゃあ年が気になるお年頃だけど、こういう地が出やすい時こそ気をつけないと。


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