過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/05/21(木) 17:33:06.57 ID:bamkGDGV0
仁「でも、この格好って陽乃君がコーディネートしてくれたものだよ」
これは驚きだ。陽乃さんが芸者のTシャツを? 面白半分で俺に着させる事もありそうな
気がするのは考えない事にして、でも、案外橘教授なら似合ってるか? もしかしたら
違和感半端ない服装だけど、見慣れればOKか、な?
俺と雪乃は頭を揺らしながら目線を幾度も変え橘教授をチェックする。
でも、やっぱなしだよな。どう考えたって違和感しか残らない。
陽乃「ちがう、ちがう。私がコーディネートしたのは、スーツ、皮靴、メガネ、それに
髪型だけよ。そのTシャツは初めから仁の趣味じゃない」
さすがに我が姉の奇抜なファッションセンスに落胆していた雪乃は、陽乃さんの訂正に
ほっと胸をなでおろしていた。たしかに小町が芸者のTシャツを着て家ん中だけでなく街中を
歩きまわっていたら・・・・・・、まあ小町は何着てもかわいいから許す。
さっそく身贔屓して自己完結した俺は、目の前にいる奇抜なファッションセンスの持ち主の
おっさんに意識を戻すことにした。
橘「たしかにそれは元々僕の趣味だね」
八幡「あの、ちょっといいですか?」
橘「なんでしょうか?」
八幡「普段講義の時着ている格好は、陽乃さんプロデュースなのですか?」
橘「ええ、そうですよ。おかしいですか?」
八幡「おかしくはないのですが、今と講義とではそのギャップが激しかったので」
雪乃は講義を受けた事がないので、真面目サラリーマンスタイルの橘教授を想像できず、
きょとんとしている。たしかに今いる姿のインパクトがでかすぎるので、
講義の時の真逆の恰好は想像できまい。
橘「でしょうね。僕もそう思いますよ。でも講義ですからね。僕も割り切っているんですよ。
普段からあんな肩がこるような服は着られませんよ。スタンフォードにいた頃は
けっこう好きな服装でよかったのに、日本は厳しいね」
いや、日本だろうとスタンフォードだろうと芸者のTシャツを着て仕事なんて出来ないだろうに。
懐疑的な目が四つと、理解不明な笑みを浮かべている目の二つの計六つの目が橘教授に
向けられるが、当の本人はのほほんとその目の意味するとことを全く気にしないでいた。
たしかにそのくらいの精神力がなければ罰ゲームよりもひどい服装なんて出来やしないだろう。
雪乃「日本だけではなくスタンフォードでもその場にあった服装をする礼儀は同じだと思いますよ」
珍しくないか? あの雪乃が年上でしかも面識が少ない相手に突っ込みを入れるなんて。
それだけ言うのが我慢できなかったという事か。俺も相手が教授じゃなくて陽乃さん
あたりだったらど突き倒すいきおいで突っ込みを入れまくってたと断言できるが。
橘「そうかもしれないね。でも、むこうでも注意はされていたんだけど、日本みたいには
呼び出しまではなかったからなぁ・・・・・・」
陽乃「むこうでも散々お世話になった恩師に毎日のように服装について指摘されていたって
言ってたじゃない」
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