過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/05/28(木) 17:32:51.38 ID:3eiwQNEj0
雪乃「そう? ちゃんとわかってくれるのだったらうれしいわね」
心が全くこもっていない笑顔を頂戴した俺は、極力落ちついた声を装って反論を始める。
八幡「雪乃が言いたいのは、おやつとは間食の事だって言いたいんだろ?」
雪乃「ええ、そうよ。朝昼晩の三食の食事以外は、基本的には間食と定義されているわね」
八幡「だな。俺もその見解にはおおむね同意見だよ」
雪乃「だとしたら、八幡が先ほど言っていた小腹がすいたらお菓子を食べる習慣は、
おやつを食べる習慣と同義と言えないかしら」
八幡「まあ、な。雪乃のその見解も間違っているわけではない。でも、俺がさっきおやつの
定義にをおおむね同意見だっていっただろ?
つまり、賛同できない部分が一部分だけあるってことだ」
雪乃は俺の説明を聞くや否や、今度は演技でもなく無表情のまま数回瞬きをしながら俺を
見つめると、ゆっくりと首を振ってから大きく肩を落とし盛大なため息をついた。
さっきのが演技なら、俺も笑って見ていられる。しかしこれが本心からやられると、
心の奥底まで杭で打ち抜かれた痛みが走る。普段から雪乃の精神攻撃を受けて耐性があるとは
思っていたが、こうもナチュラルにやられてしまうと、まじでへこんでしまった。
雪乃「とりあえず八幡の言い分も聞こうかしら」
八幡「お、おう。聞いてくれてうれしいよ」
涙を拭いたふりをした俺は、雪乃の気が変わらないうちに説明を始める。
指先が湿っている感じがしたのは、気がつかなかった事にして。
八幡「えっとな、昔はどこかのカステラ屋のCMのせいでおやつは3時に食べるものとか、
そういった時間的概念で否定しているわけではない」
雪乃「たしかにそういった考えも日本には根付いているそうね」
八幡「だろ? 今はCMがやっているか自体知らんけど、なんだかそういうイメージも
あったりはする。だけど、そういうことで異議を述べているんじゃない」
雪乃「だったら、どういった観点から言っているのかしら」
八幡「それは俺の小学生のころからの日課から説明しなければいけない」
雪乃「友達が一人もいなくて、一人で遊んでいたという黒歴史ね」
雪乃はさらりと親が聞いたら泣いちゃうかもしれない事実をつまらなそうにつぶやく。
いや、親父なんかは大爆笑しそうだが、このさいどうでもいい情報だ。
八幡「別に黒歴史だって思っていねぇよ。それだったら雪乃だって友達いなかったわけ
だから黒歴史になっちまうだろ」
雪乃「……そ、そうね。友達がいないだけで黒歴史になるわけではないわね。
好きで一人でいることを否定すべきではないわ」
八幡「だろ?」
雪乃「私の間違いは認めるわ」
八幡「あんがとよ。で、だな。放課後に小学校に残っていてもやる事はないし、
俺はそのまま帰宅するんだけど、家に着いたらまずは宿題を済ませていたんだよ」
雪乃「宿題を?」
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