過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2014/06/12(木) 18:32:49.26 ID:4Y4IV9wx0
雪乃「こうやって群衆の前で見せつけておけば、もし八幡がやましいことをしても
すぐに噂になって、私の耳に入るでしょ?」
八幡「なんだよ、それ? そんなに俺って信用ない?」
雪乃「八幡のこと、信用してるわ。でも、念のために・・・。
私って、嫉妬深い? 嫌いになった?」
八幡「そんなことねーよ。嫌いになんかならねーし、
雪乃が嫉妬深いと感じてしまうくらい俺のことを想ってくれるんなら
光栄なことだ。」
今にも消え去りそうな雪乃を安心させるために、電車の中だっていうのに
我ながらくさいセリフを言ってしまった。
後悔はしていない。雪乃の不安を払しょくするためだ。
そのためだったら、このくらい・・・・。
あとで一人になったときに、身悶えまくって頭を床に打ち付けまくる程度で済むはずだ。
その後、一週間くらいは後遺症も残るけど。
雪乃「八幡、ありがとう。・・・・・・好きになってくれて。」
俺にしか届かないような小さな声だったが、今度はしっかり俺の耳に届いた。
雪乃の温もりを感じつつ、目的地までのわずかな時間を堪能する。
何度も何度も頭の中で雪乃の囁きが繰り返された為、顔が緩みきる。
顔が緩んでいたことを雪乃に指摘されたのは、改札口を出てからであった。
第3章 終劇
第4章につづく
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