過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/06/04(木) 17:30:16.02 ID:iz7F8BaJ0
雪乃「たしかに小学生のお小遣いでは毎日は無理ね。でも、親が用意するおやつなのだから、
子供が満足する量を用意しているのではないかしら」
八幡「雪乃が言うように、それなりの量は用意されたてたさ。……そうだけど、食べたいだろ、
たくさん。子供だし。いつか腹いっぱい食べてみたいって、一度くらいは夢を見るだろ?」
雪乃「そう言われてしまえば身も蓋もないわね」
八幡「だろ? で、だ。俺は家にある材料でおやつを作ろうと考えたんだよ」
雪乃「はぁ……、そういう発想はあなたらしいわね」
八幡「牛乳、タマゴ、砂糖があれば基本プリンは作れる。バニラエッセンスもあれば欲しい
ところだな。あとは生クリームとかあれば最高だけど、ないものは求めない。プリン1個
作るのに、牛乳135cc、卵1個、砂糖おおさじ2、バニラエッセンス少々で作れる。これらを
混ぜ合わせてマグカップに入れて蒸せばいいだけだから、小学生でも簡単に作れるレベルだ」
雪乃は俺のレシピに頷きながら自分のレシピと照らし合わせているらしい。たしかに俺の
レシピはシンプルすぎるが、シンプルなほど失敗は少ないんだよ、
とちょっとばかし対抗意識燃やしてしまう。
雪乃「そういえば、八幡が作るプリンにはカラメルソースが入っていなかったわよね?」
八幡「嫌いだからな。だから入れない。自分で作るんだから嫌いな物は入れないに決まっているだろ?」
雪乃「でも、この前姉さんが持ってきたプリンは食べていたじゃない?
あれにはしっかりとカラメルソースがかかっていたわよ」
八幡「もったいないだろ? ある分は食べる。それでも上の方から食べていって、
カラメルソースが溢れ出ないようして食べるけどな」
雪乃も俺がプリンを食べるシーンを思い出し、納得したらしい。
上の方はカラメルソースが溢れてこないから楽しく食べられるんだけど、下の方に行くと
カラメルソースが漏れ出ないようにと、いわばジェンガみたいな精密作業の神経戦に
なっちまう。こっちは美味しく楽しくプリンを食べているだけなのに、だ。
雪乃「でも、カラメルソースも食べていたわよね?」
八幡「最後の最後でもったいないから食べるんだよ」
雪乃「カラメルソースが嫌いっていう変なこだわりがあるようだけれど、でも、あれば食べるのね」
八幡「だから、もったいないだろ。母ちゃんにもものを粗末にしてはいけませんって育てられた
からな。だからあれば食べる。でも、カラメルソースが嫌いってわけでもない。
プリンにはいらないって言ってるだけだ」
雪乃「そういえば、小町さんが食べていたプリンにはカラメルソースがはいっていたわよね?
あれも八幡の手作りだったはずよね」
よく覚えているな。しかも、プリンの底にちょこっとだけ入っているカラメルソースの有無さえ
覚えているって、どこまで記憶力と観察力がすぐれてんだよ? この記憶力、まじでほしいっす。
八幡「あぁ、小町はカラメルソース好きだからな。自分用に入れないが小町用には入れているぞ」
雪乃「はぁ……」
八幡「なんだよ? ……当然だろ、小町が食べるんだから。
お兄ちゃんとしては小町が食べたいものを作りたいんだよ」
雪乃「根っからのシスコンだったことを失念していたわ」
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