過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
↓
1-
覧
板
20
902
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/06/11(木) 17:31:48.63 ID:arGFvPfV0
食ってたらしいけどな。
あとで俺が作ったと知って落胆していたわりには食べる量は減らんかったがな」
雪乃「美味しかったのでしょうね」
八幡「どうだかな。小町が作っていないとわかったせいで大事に食べる必要が
なくなったともいえるけどな」
雪乃「……そうかもしれないけれど、あまり考えない方が身のためね」
実際には考える必要もなく答えが出ているのはどうしてだろうな。かなしくなるから言わんが。
八幡「で、だ。家族四人がパクパク食ってたら、そりゃあすぐにプリンがなくなり、
さらにプリンを作れば材料も底をつく」
雪乃「それでプリン禁止令?」
八幡「まあ、な。でも、小町が断固反対を貫いてな。親父が最初に折れて、母親も
なくなく折れたって感じだ。かあちゃんも自分でもプリン食べてたから強くは
言えなかったものあるとは思うけどな」
雪乃「小町さんに弱い家族なのね」
八幡「それは認める。でも、それが何が悪い」
雪乃「開き直られると言葉を失うわね。……そうね八幡。
私が好きなプリンも作ってくれるかしら?」
八幡「あいよ」
雪乃「チョコレートのプリンが美味しかったわ。また食べたいわ」
八幡「ん……」
雪乃「私も八幡が作るチョコレートプリンが食べたくて、
自分でも作ってみたのだけれど、なかなかうまくいかないものね」
八幡「あぁ、あれはココアの混ぜ方にコツがあんだよ。綺麗に混ぜすぎると失敗すんだよ」
雪乃「でも不思議ね。好きなことなら面倒な事さえも率先として行動するのね。
普段の八幡からは想像できないわね」
八幡「好きなものだったら集中できるだろ。それがたまたまプリンだっただけだ」
雪乃「それをもっと外に向けるものだったら、もっと違う人生があったのだと思うと、
少しせつないわね」
八幡「そうか? そんなことをしたら雪乃と付き合えなくなっちまうから必要ねえよ」
はっと息を飲む音が聞こえる。今度ばかりは表情を隠す事も出来ずに顔を朱に染め上げ
た雪乃がそこにはいた。声にはならない文句を口で形作り、このままでは臨界点を
突破して俺まで羞恥に悶える結果になりそうだった。だから俺は雪乃限定の読唇術で
その意味を読みとり、素直に批判を受け入れることで雪乃の行き場のない発露を開放した。
八幡「まあ、俺は何をやったとしても俺だったと思うぞ。
だから、雪乃と付き合わない選択肢はない」
まあ、待てって。さっきよりも赤みと熱を帯びたその頬に、俺は焦りを覚えながら言葉を続けた。
八幡「人生にもしもなんてないだろ? でもあったとしたらどうなるんだろうな?」
雪乃「そうね……。でも、今の自分に満足しているから考える必要はないわ」
八幡「そっか……、俺もそうだな。……ちょっと待てよ。いや、うん、そもそも過去での
選択肢を変えるって事は、未来の事を知ってるっていう未来予知ができる事が前提
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/1496.81 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている ) -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1401353149/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice