過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/06/25(木) 17:27:45.25 ID:xOf/fSbn0
第55章
八幡「じゃあどうしたらそのスキャンダル写真を消してくれるんですか?
俺をゆすろうとしてるんですか? 俺を揺すっても小銭しか出てきませんよ」
陽乃「いやだなぁ比企谷君は。私がゆすりなんて非効率な事、するわけないじゃない」
いやいやいやいやいやいや……。もし非効率じゃなかったらやってたってことですよね?
しかも、そのいいようだと効率的でもっとあくどい方法があるってニュアンスじゃないですか。
俺をどうするつもりなんですか? 社会的抹殺ですか?
もうほぼゾンビ状態の腐った状態なのに、どうするおつもりなんですかっ。
八幡「取引をしましょう、取引を。陽乃さんが満足する条件を出してください。
そうしたら、それが可能か検討しますから。むろん俺ができる最高のものを
提供しますから、それで満足してください」
陽乃「それって、私的には最低ランクでも、比企谷君が最高だと思っているものなら
取引成立って事になるじゃない? それはいただけないなぁ」
八幡「違いますって。俺は陽乃さんみたいにあくどくないです。……あっ」
陽乃「減点1」
八幡「すみません」
陽乃「減点分上乗せしておくわね」
八幡「どうぞ……」
もう逃げ出したい。ぜったい会話が続く限り借金を重ねていくって確証が持てる。
しかもそれを陽乃さんが理解しているっていうのが難題だ。
こうなると絶対陽乃さんは俺を離してくれないし……。
陽乃「どうしようかしら。そうねぇ……」
左手を顎に充てわざとらしく考えるそぶりをしているってわかっているのに、
陽光のスポットライトを浴びる名女優の演技に目が引き寄せられる。
ちなみに右手は相変わらず俺の手を握って離してくれてはいないが、
もはやキャパオーバーの俺は些細な出来事については思考を放棄した。
八幡「確認しておきますけど、できない事は出来ないって拒絶しますよ。だから、今、
ここで、この拒否条項を飲んでくれるかの返事をしてくれないければ話を進めません」
陽乃「あら? 比企谷君って案外用心深いのねぇ。というか、執念深い?」
八幡「誰のせいです、誰のっ。俺もここまで用心深く話さないといけないって思うだけで
口を開くのが辛くなっていますよ」
陽乃「でも、世の中契約社会なのだから、今のうちに契約条項に目を光らせる訓練を
しておくのもいいと思うわよ」
八幡「まだ社会人にもなっていないのに世知辛い現実を経験したくないんですけど」
陽乃「あら? それとも詐欺まがいの契約書にサインしちゃって、
雪乃ちゃんに苦労させてもいいんだ?」
八幡「それとこれとは別の話ですよ」
陽乃「そうかしら?」
八幡「ええ、そうなんですよ」
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