過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/06/25(木) 17:28:47.58 ID:xOf/fSbn0
陽乃「ま、いっかな」
八幡「そうして頂けると助かります。でも、確かに陽乃さんが言う通り相手の言葉や
書類に自分が警戒する以上に警戒する必要はあるとは思いますよ」
陽乃「で、しょう?」
八幡「でも、普段の何気ない会話にまで契約を結ぶ時の警戒心を引っ張り出したくは
ないですよ。日常会話ですよ、日常会話。もっとフランクに、
もっと心を許して楽しむものじゃないんですか」
俺の自分らしくもない発言に陽乃さんの目が細まる。俺の値踏みするようなその瞳に、
俺の体は車のシートに沈んでいく。
八幡「なんですか?」
陽乃「んん? べ〜つにっ。……でも私と雪乃ちゃんが会話するときって、雪乃ちゃん。
すっごく警戒して、試験の時でも発揮できないような集中力で私の言葉を一つも
聞き逃さないようにしてるわよ」
八幡「だれのせいだと思ってるんですかっ。
自分が雪乃にしてきた事を思い出してみてください」
陽乃「過剰にまでのシスコン行動?」
八幡「自分でもわかってるんなら少しは自重してください」
陽乃「だけどぉ雪乃ちゃんかわいいじゃない。シスコンの姉としては妹をかまって
あげなくちゃって使命感がぐつぐつと沸騰してね」
その表現からするとわざとやってるってわかっているのだけど、なんだかなぁ……。
八幡「もういいですよ。俺が言ったところでなおるわけではありませんし。じゃあ、
どうしたらそのキス写真消してもらえるんですか?」
陽乃「ありゃ? まだ覚えてたの?」
八幡「当然です」
陽乃「じゃぁあねぇ……。こういう」
八幡「ちょっと待ってください」
陽乃「なにかな?」
わざとらしく俺の顔を覗きこんでくるその視線に、俺がこの後言う言葉をわかっている
んならわざわざそんな演出しないでくださいって愚痴をこぼしたくなる。
でも、こんなまわりくどいことをするのが雪ノ下陽乃であり、俺と雪乃が慕う姉なの
だから仕方がないかって、今では諦めて頬笑みさえも浮かんできそうではある。
かっこ、予定、と注意書きが必要だけれど。
八幡「拒否権についてですよ」
陽乃「あら? ちゃんと成長しているのね」
八幡「鍛えられていますから」
陽乃「うん、いいわよ。比企谷君が無理だと思ったら拒否してもいいわ」
八幡「ありがとうございます」
陽乃「じゃあさっそく条件をいうわね」
と、そこで言葉を切り、再度俺の瞳を覗きこんでくる。
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