過去ログ - 加蓮「サイレントヒルで待っているから。」
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419: ◆rmJj/GnS6I[saga]
2014/06/26(木) 10:06:16.26 ID:vghECc1SO
だが――

プロデューサーが戻った時には既に鍵は無くなっていた。

呆然として格子をプロデューサーは眺めた後、糞、と毒づいて持ってきた木材を投げ捨てた。

これで振り出しに戻っちまったか……

悩んでいる時間が勿体無いのでプロデューサーは直ぐに行動を開始した。

「取り敢えず空いている部屋を探すか。」

プロデューサーはそう呟いて一番近い部屋のドアノブに手をかけた。

ドアはするり、と開きプロデューサーは肩透かしを喰らった気分になった。

中は先程まで見てきた部屋と違い、綺麗に片付けられていた。

しかしさっきまで見てきた部屋とは決定的に違う何かがその部屋にはあった。
机の上に置かれていた物を見付けてプロデューサーはぎょっ、とした。

それはこの日本で一般的な生活を送る者はまず見ない物だった。

「拳銃……だよな……」

それはどこからどう見ても映画やドラマに出てくる拳銃そのものだった。

プロデューサーは少し迷ったがやむを得ない、と自分に言い聞かせて拳銃を手にし、部屋を出た。


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