過去ログ - 私「その腕が大好きだっ!」少女「気持ち悪い!」
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7: ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/05/30(金) 18:10:29.97 ID:IzFhDf8P0


確かに、綺麗だ。

お世辞や社交辞令なしに、きっと十人が見て十人が同じ感想を抱くことだろう、

『綺麗だが、右腕は一体どうしたのだろうか』――と、

そう、佐々木少女には右腕がなかった。(隻腕なのだし、そりゃあない)

藍色に近い黒髪のボブカットに愛想のなさそうな無感情に近い無表情、

しかし生気のないというわけではなく、頬には少しの朱が見える、実に健康的だった。

服装としては隻腕だと悟られないためかブカブカの物を選んでいるようで、

スタイルについては全くと言っていい程情報がなかった、

まあ、別にそんなものはどうでもいい、

私にとって彼女が美しい隻腕の女性だということ以外がどうでもよかった。

彼女の周囲に、人が一人としていないことさえ、どうでもいい。

「………………」

「…………」

私と友人はその美しさに当てられていたのか、何も言わずに黙っていた。



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