過去ログ - 咲「イったらおしおきだって言ったのに……」菫「す、すまん……」
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2014/05/31(土) 01:56:49.28 ID:VN+t8RBT0
「――っ、んん」
ぴりぴりとした弱い電流が手足の指先まで流れた。
あのときの行為思い出しながらショーツの上を指でひっかくようになぞる。
「こんなことやっている場合じゃないのに……」
しかしその焦りすら下腹部から昇る炎を煽る結果にしかならなかった。
くちゅくちゅという音が耳に届くたびに、興奮が更なる興奮への呼び水となって加速していく。
彼女の発する甘ったるい匂いが、甘酸っぱい息が、鼻にかかった甘い声が克明に思い出される。
頭の中に白い靄がかかっていき、理性をトロトロに溶かしていく。
湿った摩擦音が部屋に響く。
ショーツの中へ手を進めていく。濡れた襞に指先を触れさせる。
「うっ……んっ……」
息を詰めて小さく呻いた。
その流れで性器の上の方、コリッとした粒に触れる。
触れた瞬間、背筋が固く伸びた。脳髄に快感が突き上がっていく。
粒は次第に固くなり、ふくらみを増していった。
「んっ……んうっ……あっ!」
荒い息と殺しそびれた喘ぎ声。そして粘ついた水の音が部屋に小さく響く。
昂ぶりが頂点を目指し、這い上がっていく。
うねりにも似た奔流が全身を飲み込もうとしたその時、
コンコン。
部屋をノックする音が聞こえた。
「は、はい!」
心臓が飛び跳ねる。
とっさのことだったので、私は思わず返事をしてしまっていた。
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