過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/03(水) 01:22:04.99 ID:xGEgSfhf0
職員室への道中を利用して事務員から説明を受ける。少女の母親が来校したのは十分ほど前のことで、来て早々かなりのヒステリーを起こしていたという。下手をすると職員室どころか教室にまで乗り込みかねない勢いだったので、とりあえずのところ、今は応接室で対応しているらしかった。

事務員「担任を出せ、校長はどこだと……職員たちが必死になだめても、こんな学校に娘は置いておけない、連れて帰ると言って喚くので、仕方なく先生方にお任せするしかなく……」

教師「今対応しているのは?」

事務員「教頭先生と学年主任と、あと副担任さんが。副担任さんもまだ新人なのにこんなことに駆り出されるなんて、本当にお可哀想なことです」

事務員は言外に皮肉を滲ませて言った。副担任も関係者の一人なのだから当然だろうと思ったが、いちいち訂正しても詮無いことである。
きっぱり無視して少し後ろを従いてくる少女に首だけで振り返った。

教師「お前から見て母親の様子はどうだった?」

既におおよその見当は付いているが、母親との対決の前に、その怒りの由来を確定しておくのは有益だろう。

おそらく母親が帰ってきたのは昨日の深夜か今日の朝で、実際に手紙を読んだのは今日、少女が家を出た後だ。
そうでなければ昨日の内に電話なりなんなりで接触してくるはずだし、少女が家を後にする前に手紙に目を通したならその時点でアクションがあるはず。

――少女の息遣いが色濃く残る部屋で、テーブルに置かれた手紙を手に取る女。文面に目を通し、その意味するところを理解したときの憤怒の貌が目に浮かぶようだった。



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