過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/06/04(水) 19:10:51.79 ID:BUmTW0Fy0
『ああ? えこひいき? そんなことするわけないだろう!』

『ああ!? ふざけるな! 俺は教師だぞ!? これぐらいは普通のコミュニケーションなんだよ、若造!』

『俺はお前より20年は長くこの職やってんだ!』

『いいから黙って言うことを聞け、ガキが!』

『お前に何が分かるんだ! ええ!?』

『お前に……お前なんかに……』

はっと目が覚めた。見やったカーテンの外はまだ白みかけたばかりだった。

寝直すわけにもいかず、さりとてベッドから這い出るのも億劫で、しばらくベッドに腰掛けることにした。

教師(さっきの夢……)

教師は物思いに耽る。

聞き覚えのあるあれは前任のものだった。教師が前任を思い起こす時は、必ず彼の怒鳴る声がセットになる。
それほど、教師は前任にとって厄介な後輩だったということか。

特に彼女の件で衝突することが多かったように思う。

教師(しかし、前任の最後は、それまでと様相が異なっていたな……)

あの目。いつも以上に顔を赤黒くして怒りに震えながらこちらを強く睨みつけた、その目にはかすかに涙が浮かんでいた。
凶悪に決した眦と怒号が彼の怒りを十分に伝えていた。



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