過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/04(水) 19:11:53.65 ID:BUmTW0Fy0
前任のクラス指導が教員として適切だったのかどうか、実は教師にはわからない。というよりも、経験という判断材料がない教師にはなんとも言えなかったというのが実際だった。

しかし、その光景は、明らかに異常だったと今でも思っている。

全ては最初から始まっていたのかもしれなかった。

入学式のあの日。前任の後に従って入った教室は、一見普通と変わらなかった。初めての中学校生活に浮き立ち、あるいは不安で、初めて会う同級生と談笑する。
教師自身がそうだったような、どこにでもあるありふれた光景。

それがあまりにもありふれていたから、崩れるのも一瞬だった。

生徒たちが入ってきた教師たちに反応したのは、その入った丁度一瞬だけで、すぐに一斉に目を逸らしたのだ。

全ての視線の行き着く先、窓際最前列。そこにいたのが彼女だった。

椅子に礼儀正しく座り、薄い唇を引き結んで窓の外を眺めている1人の少女。その少女に教室中の興味が注がれていた。

突然のことに戸惑う教師が前任に助けを求めようとしたが、前任もまた目を見開いて少女を凝視していた。



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