過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/18(土) 22:52:43.62 ID:OH0uup+60
教師と副担任は数メートルを隔てて対峙した。

副担任は光満ちる先からやって来た。まぶしいほど明るい学校生活の奏でる音色を背景に、副担任は余裕綽々に笑っている。

ひるがえって教師はどうだ。背後に広がる静寂は規律によって生まれたものではなく、拒絶と憎悪の産物だった。温度のない無音、荒廃こそを教師は背にしている。

泰然と笑う副担任を、教師は強張った顔で睨み据える。
何かが間違っていると思った。
これでは、まるで副担任が正しく、教師が間違っているようではないか。

教師「どういうつもりだ」

副担任「だーから、『ナニが』ってさっきから訊いてんでしょ?」

教師「どういうつもりで彼女の――受け持つ生徒の個人情報を漏らしたと訊いているんだ! お前のしたことは重大な服務規律違反だ、わかっているのか!」

副担任「証拠は?」

教師「他の生徒に漏れているのは事実だ。これを少女と少女の母親に伝えて、お前を問責する。証拠集めはその後で十分だ。然るべき処分を――」

副担任「……おいおい、え、マジで言ってんの? なあ、おまえ、それ、本気で言ってるわけ?」

教師「は?」

怪訝な表情をする教師を見て、副担任は呵々大笑した。大口を開けて下品に笑い転ける副担任は喘鳴混じりに、真性だ、と繰り返した。



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