過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 10:35:54.92 ID:+3BGlNmE0
そうなんですよ、と追従したのは副担任だった。

副担任「ワタシも何度も言ったんですけどね? あんまりそーいうことすんのはどうなんすかね、って。でも、この人、これは教育だっつって、セクハラとかしちゃったりして、もう、タイヘンだったんスよ」

教頭「そう、そうなんです、そういう悪評が生徒たちに伝わってしまい、このようなことに……! ですので校長先生には責任などあろうはずもありません! 全部、あの男のせいなのです!」

「そうだそうだ!」「お前のせいでこんなことに!」「どう責任を取るつもりだ」「教員失格だ失格」「辞めちまえ」「そうだ辞めろ!」「辞めろ!」「責任を取れ!」

会議室は教師に対する非難の声で沸騰した。誰も彼も、憎悪の眼差しで口々に教師を責める。襲いかかる怨嗟は息ができないほどだった。
ほう、という校長の一言で、会議室は水を打ったように静かになる。校長はねっとりとした猫撫で声で教頭に語りかけた。

校長「それで? 彼が元凶だとして、どうやって収集をつけるんだ?」

教頭「ええはい、それは、資料に書いているとおりでして……」

校長「資料……ああ、これか」

資料に目を落とした校長は、ややあってから教師を含み有りげに見上げた。

校長「『かかる事態を引き起こしたのは教師である。ゆえに生徒の疑心は教師にのみ向いているのであるので、教師の追放により、学校の平和は取り戻されることは疑いない』。そういうことだな?」



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