過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 10:40:35.31 ID:+3BGlNmE0
校長「とりあえず、言い分はわかった。彼の教員としての適正が疑わしいこともな。それで、どうだろう。しばらく彼を謹慎させて、様子を見るというのは?」

参加者は校長の名案に拍手で応えた。満面に満足そうな笑みを湛える校長は、そういえば、と教頭を振り返った。

校長「生徒が暴走していると言っても、ちゃんと授業を受けている生徒はいるんだろう? ならその子たちのケアをしっかりしないとな」

教頭「ええ、はい。そのとおりです」

うん、と校長は脂ぎった顔面を好色に歪めた。反射的に立ち上がった教師に、気のない視線を向けた校長は、あっさりと休憩を告げた。

目の前の出来事が上手く飲み込めないでいる教師は、横合いから突き飛ばされた。急のことにうずくまった教師が後ろを振り向くと、副担任が薄く嗤っていた。

副担任「会議のジャマっすからねぇ」

と男は笑う。教師はうずくまった姿勢のまま顔を上げた。机の上に居並ぶ顔は皆笑っていた。にやにやと教師を見て、教師の醜態を嘲笑っている。
凍りついたように動けない教師を副担任は無理やり引き掴んだ。そうして教師は会議室から叩きだされた。

教師の居場所はこの学校のどこにもなかった。
教師は「会議室」というプレートから目を背ける。教師は副担任が放って寄越した鞄を拾う。いったん動き始めた足は止まらず、ついには駆け出して、逃げるように学校を後にした。



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