過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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228:名無しNIPPER[saga]
2015/01/26(月) 02:03:45.97 ID:B0EEMirX0
教師の部屋は雑然としている。とはいえ、これは掃除が間に合わなかったからで、物自体はそれほど多くない。家具といえば衣装箪笥と寝具、本棚にテーブルと、キッチン横の冷蔵庫だけだ。

教師が勧めたのは、二つ並べて敷いた座布団のうち、部屋の手前側の方だった。
本当はテーブルを間に挟んで相対したかったのだが、このテーブルは部屋の狭さに比べて不相応に大きい。テーブルを端に寄せてスペースを空けないと、とてもひと二人が満足に座れる場所を確保できなかったのだ。

教師(少女と直接向かい合うことになる、か)

そう思いながら教師は座布団に座る。
よからぬ勘違いを招きはしないか、という危惧がちらりとよぎった。

しかし少女は素直に頷き、折り目正しく膝を揃えて座った。膝を折った拍子に、少女の黒髪が揺れる。一房、耳に掛かった髪を、少女は人差し指で後ろに払う。――背筋をピンと伸ばした跪座の凛とした風情。

少女の形の良い耳から顎に抜けるラインを惚れ惚れと目で描いた。ふ、と視線が下ると、だぶつくシャツの襟から胸の谷間がわずかに覗いて、心臓が跳ねた。



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