過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/05/09(土) 15:24:19.76 ID:oi7XvZNt0
ただ時折、ぷっつりと会話が途切れてしまうことがあった。ついさっきまでの和やかさがいつの間にか影もない。
そういう時の先生の目は、じっと私に向けられている。小揺るぎもしない視線が私を突き差す。妖しく光る瞳は、地下深くに押し籠められたマグマを彷彿とさせた。
体の奥底が、肌に迫る熱の猛りに震えた。
「――ごちそうさま。お前ももう食べ終わっているし、皿は私が洗おう」
唐突に立ち上がった先生の意図は、すでにわかっている。
すかさず、手伝います、と言うと、先生はこっくりと頷いてくれる。魂が抜け出たような動作に、私はいじらしさを感じてしまう。
こう言えば先生は決して拒まないのだから、と嗜虐心にも似た気持ちで、先生と連れ立って流し場に立つ。
皿二枚の洗い物なんてすぐに終わってしまった。
手を拭こうとタオルに手を伸ばす。――その手を、後ろから掴まれた。
強い力で抱きすくめられる。私を抱きしめる腕の太さ、体の大きさ。背中に聴く力強い鼓動音。どれひとつをとっても、私とは違う。
吐き出す息もくらくらするほど熱く燃えて。なのに心の中では、冷めた眼でこちらを見ている自分がいた。
ここでですか? と、私の腰を捕まえる腕に指を這わせながら囁く。ああ、駄目だ、こんな声を出してしまったら、こうなるのを期待しているのが知られてしまう。
先生は私を抱えた右手で服を捲っていく。顔に浮かぶ笑みを自覚しながら、仕方のない人、と呟く。返答するように激しくなる手つきに、私は身を委ねた。
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