過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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293:名無しNIPPER[saga]
2015/05/30(土) 09:41:14.77 ID:UkoYoW9q0
私の腰を引きつける力が段々と強く、荒々しくなって、私は行為の終わりを悟る。頭上に聞こえるくぐもった声は切なげに限界を訴えていたが、声色は葛藤もまた滲ませた。
暗がりに浮かぶ先生の顔を見上げる。歪んだ眉の下、揺れる眸は私に向いてこそいても、私の姿は映っていない。

なんだか堪らなくなって、先生、と呼びかけたつもりが、烈しい呼吸に喉が灼けて言葉にならない。締め付けられるような胸の苦しみの、ほんの一部だけでも知って欲しくて、私は必死に手を伸ばす。

決して届かないと、半ば諦めていた手。祈るような気持ちで、いつか、と夢見ていた。――それが、今では叶う。
先生の手が、しっかりと私の手指を掴んだ。覆いかぶさってくる身体を、私はもう片方の手で受け止める。

脳の裏側を直接指でいじられるような、甘い痺れが背筋を這う。肌を伝う汗のしずくまでもが鮮明だ。
閉めきった窓から漏れていた雨音さえ、耳元の息切れた吐息に塗り潰されている。手の平に伝わるじっとりとした体温、ごつごつとしていながら滑らかな背中の肌触りに、体中の骨が燃え落ちてしまいそう。

先生の動きが次第に、奥へ、奥へと目指すものに変わっていく。私の中の一番深いところを突き刺すように押しつけられるたびに、脳が蕩けるほどの衝撃が襲って、身体が勝手によじれた。
互いの呼吸、交わす体温、絡めた指、すべてが最高潮に達して、――不意に先生が止まった。

私の体内に突き込んだ先生の身体がひときわ大きく震えた。ぐ、う、という低い呻き声が、今日初めてではないはずの体内の感覚に真っ白く明滅する視界を揺らす。

しばらくして、何度かの微細な震えで私を掻き乱した先生は、深い息を吐いて、全身から力を抜いていく。
莫大な疲労感と、それを上回って押し寄せる充足感。身体にのしかかる重みの甘美な縛めを離したくなくて、精一杯の力で抱きしめた。



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