過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/06(日) 05:16:05.13 ID:OYnXFm4T0
意識して息を吸い、吐く。やるべきことをさっさと済ませよう。教師としての職責を果たしに来たのだから、そのとおりにしなければならない。

教師「4つ訊く。1つ、家庭訪問の日時にいないが、これは何らかのやむなき理由によるものか? 2つ、母親の帰ってくる頻度は? 3つ、お前の生活資金は? 4つ。……母親はお前に対して何をした」

少女「1つ目は、私にはわかりません。母は外出する時、私に言伝をしませんので。2つ目は……そうですね、週に1、2度でしょうか。たいてい数日は帰ってきませんし、一週間以上家を空けることもあります。3つ目は、お金だけは母が残しておいてくれていますので、それで。4つ目は……」

少女はひそやかに笑う。その声には自嘲の響きがあった。

少女「母は私には何もしません。本当に、何も」

一切のコミュニケーションを拒否しているということか、と唸る。体育や身体測定では、身体の異常は確認されていない。つまり、身体的虐待は存在しない。
そしてそれは、精神への陵辱がないことを意味するものではない。質問はより慎重なものになった。

教師「……お前の母親が育児に対して、そうだな……『極端に非協力的』であることを、学校側は認識しているはずだ。少なくとも前任は、去年の家庭訪問や面談で知っていたはずだ。母親がうまくやらない限りは」

今日の行動からして、その可能性は著しく低いが。



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