過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/27(日) 21:08:51.30 ID:z9W9RmgV0
教頭「そ、それでだね……我わっ我々としては、お母さんとまだ話し合いもしていないからして……」

教頭「――……あっ、はな、話し合いをだね、しないといけないんだよ。分かるよねぇ? うん、うん……」

少女との会見はここ生徒指導室を借りて行われていた。会見には彼女の他、担任である教師と副担任、そして教頭が出席している。

教頭の臨席は本人たっての希望だった。教頭は本来、こうした面倒事を病的に嫌う男である。平素は何かと理由をでっち上げて主任らに押し付けるよう動くのが、今回は珍しく強引に介入してきていた。

参加券をもぎ取った教頭は当たり前のように会見を主導した。序列上それよいのだが、話がほとんど進まないのはどうしたことか。普段から吃音が強い気があったが、今日はいつにも増して吃る回数が多い。
口ごもるだけの良心はあるのかと、教師は皮肉に思う。

そもそもこの場で彼女に伝えられるのは正式に決定した学校の対応を伝えるためだったが、これを"対応"などと大袈裟に呼ぶのは、自己欺瞞にほかならなかったからだ。



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