過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/27(日) 21:14:02.82 ID:z9W9RmgV0
時計を見れば、教頭の話が始まってから悠に30分が経過していた。
教頭は相変わらず、少女の常と変わらぬ艶姿を目の当たりにして恍惚としては我に返り、媚を売るように笑う。

眉根が釣り上がるのを感じた。同時に、副担任が教師に視線を向けているのに気付いた。
副担任はにやにやと気色悪い笑みを浮かべている。

なにが愉しいのかわからないが、どうせ大したことはあるまい。教師はさっさと目線を切った。瞬間、副担任の表情が変わった気がしたが、どうでもいいことだった。

しどろもどろにもごもご言う教頭を遮って要点のみを伝える。

教頭「だだ、だからだねえ……私たちとしてはぁ……」

教師「学校としては今すぐに児童相談所等に通告しない。お前の保護者と連絡を取るなどして、しばらく様子を見ることになる」

驚いたように振り向く教頭を無視して続ける。

教師「これは事前に児童相談所等の学校外の機関を介入させないことにより、お前の保護者との信頼関係を損なわないためだ」

教師「そのために、まずはお前の保護者と会見する必要がある。話はそれからだ、というのが先日の職員会議で出た結論だ」

我ながらいけしゃあしゃあと言うものだ、と小さく笑う。児童相談所への事前通告は奨励されているし、そもそも少女の母親との間に信頼関係などない。
母親が学校教育に対して不干渉を決め込んでいる以上、学校側の取れるアプローチに有用性は低かった。



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