23: ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2014/05/31(土) 16:38:40.42 ID:19hrF8iPo
まどか「えっ? え?」
ほむら「……なにがどういうつもりかわからないけど、まどかになにかを吹き込むつもりなら」
全部言い終わらない内に、ほむらちゃんは黙った。
しゅるしゅるとまるで生き物のように動く黄色のリボンが、ほむらちゃんの口を塞いだからなんだけれど
その人はこんこんと空中を蹴ると、ほむらちゃんのすぐ近くに降り立った。
とても優雅、というか芝居がかった仕草で、既に手足を縛られて身動きの取れなくなったほむらちゃんの顎をくいと持ち上げる。
マミ「初めまして、暁美ほむらさん……だっけ?」
ほむら「……」
――まただ。
また、なにかが違ってる。
マミ「なぎさ、お願い」
私の中に生まれた疑念を疑念として受け入れる前に、その人は誰かに向けてそう言った。
答えるように現れたとても大きなそれは、がばと大きな口を開けて、そのままほむらちゃんを呑み込んだ。
またしても私は、息を呑む間すら与えてもらえなかった。
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