過去ログ - School Daysより「素直な気持ちになるために」
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43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:42:50.52 ID:Ob2BSVLt0
一方の誠も、言葉の家から出た瞬間から、ずっと、涙が止まらなかった。

決して、言葉のことは嫌いだった訳じゃない。

寧ろ、好きだという気持ちを握りしめて放せなかった。

だけど…いつまでも、こんなことを続けているわけにはいかない。

世界が好きだという気持ちに気づいた今、

言葉とは、きちんと別れなくてはいけない。

そう、秋の日に世界に想いを告げたにもかかわらず、

言葉にはっきりと言えなくて、世界を傷つけた…、

あれと同じことを繰り返してはいけない。

世界が落ち込むようになったのは、思えばあの日からじゃなかったか?

だとしたら、もう…気持ちを一つに向けなくては。

二度と迷わないように…見失わないように。



誠は、原巳浜駅から、学園前駅まで、すぐさま電車で向かった。

保健室で休んでいた世界が、まだ学園にいるような気がしていたのだ。


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