過去ログ - School Daysより「素直な気持ちになるために」
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55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:54:44.67 ID:Ob2BSVLt0
お風呂から上がると、止は世界が来てはしゃぎすぎたからか、

すぐに布団に潜り込み、眠ってしまった。

ようやく世界と二人きりになれた誠は、
以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:55:42.01 ID:Ob2BSVLt0
翌日の早朝、世界は一足先に電車で家に戻った。

「また、学園でね」と、別れ際に誠とキスをして。

入れ違うように夜勤明けの誠の母が帰ってきたので、
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57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:56:12.88 ID:Ob2BSVLt0
…一日の始まりからそんな感じだったように、

この日、世界はずっと、何かと誠の側にべったりだった。

休み時間や昼食時はともかく、授業中も筆談ばかりで全く勉強に集中していない。
以下略



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:57:00.65 ID:Ob2BSVLt0
年が明けて、三学期。

冬休みの間も、誠と世界は、ほぼ毎日一緒だった。

デートに出かけたり、お互いの家に行ったり…。
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:57:29.30 ID:Ob2BSVLt0
今日も、誠は学園前駅で世界と待ち合わせていた。

「三学期、始まるねー」

「ああ。でも、三学期ってすぐに終わるだろ?」
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60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:58:07.29 ID:Ob2BSVLt0
駅の構内から続く、陸橋の上に、一人の女の子が立っていた。

それを見た誠と世界は、思わずつないでいた手を離した。

立っていたのは、言葉だったからだ。
以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:58:56.65 ID:Ob2BSVLt0
誠が驚いた次の瞬間、言葉は鞄を握っていた右手を離し、大きく振った。

ばちーん、という豪快な音を立て、言葉の平手打ちはきれいに誠の左頬にヒットした。

足下がふらついたが、なんとか堪えて踏みとどまる誠。
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62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 22:59:26.80 ID:Ob2BSVLt0
「…言葉」

見事に手跡がついた左頬をさすりながら、誠は言葉に向き直った。

見ると、言葉は、いつもの穏やかな表情を浮かべていた。
以下略



63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 23:00:08.44 ID:Ob2BSVLt0
「誠、大丈夫?」

言葉の姿が見えなくなったのを確認してから、世界が訊いた。

「ああ…かなり痛かったけど」
以下略



64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 23:01:15.41 ID:Ob2BSVLt0
…素直な気持ちになるために、紆余曲折した分、

誠と世界は幸せな日々を送り続けるだろう。

これからもずっと…。
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65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/31(土) 23:05:30.84 ID:Ob2BSVLt0
およそ1時間にわたり、連載いたしましたが、以上で終了です。
お楽しみいただけましたなら幸いです。

今回の話も三行でまとめると、
世界が母譲りの母性を誠に発揮
以下略



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