過去ログ - 咲「命にかえてもお嬢をお守りします」
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[saga]
2014/06/01(日) 19:26:40.54 ID:ILYbYInd0
男がスッと腕を上げると、背後の男のうち一人が扉を押し入ってきた。
男たちは全員さっきまでの表情が嘘のように無表情で、まるで冷たい刃のような雰囲気を纏っていた。
憩「な、なんなんですかぁ、あんたら!」
慌てる憩の目の前で扉がぱたんと閉まったと思ったら、
最初の男がスーツの中からとある黒い塊を取り出した。
それはどうみても拳銃だった。
銃口が自分達に向けられている光景に我が目を疑った憩達の横をすり抜け、
男のうちの一人がベッドの上のクッションの一つを取り、一気に切り裂く。
中に詰まっていた白い綿が、一斉に飛び出した。
ヒッと声を出したのは、一体誰だったのだろう。
男「全員、動くな。少しでも動けば、このクッションの羽毛のようにお前達の血が飛び出るだろう」
洋榎「ひっ…」
ゆみ「け、拳銃…!?」
淡「あわわわ、な、ナイフ…」
男「全員、ポケットの中身を捨てたのち、手を上げてこちらへ来い」
何が何だか分からない憩達は、言われるがままに
ポケットの中に入れていたスマホやお菓子といったものを取り出して放り投げる。
心臓がどくどくと煩い。生命の危機を感じて全員が息を呑む。
拳銃は分からないが、少なくともナイフの切れ味は本物だったのだ。
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