9: ◆2BIJ5nUpEk[saga]
2014/06/01(日) 23:03:23.87 ID:jYhc2yQnO
小室菫、里見蓮太郎とともに、薄暗く気味が悪い部屋の中で椅子に座り向かい合う。
気が付けば茶会のようなものが開かれていた。
冷静に、客観的に現状を分析してみると、どうやら自分は異世界に飛ばされたらしい。土御門はそう考えた。
そもそも魔術という存在も、異界の法則を無理矢理現存する世界に出力しているにすぎないのだ。
別の世界に、彼の知らない、即ち想像の外側にあるような世界があったとて不思議ではない。
彼が話術で自らの素性の説明を後へ追いやりながら相手の手札を引き出して見ると、そんなあり得ない憶測もいよいよ現実味を帯びてきた。
421Res/152.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。