過去ログ - 廃村に響く エピローグ
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76: ◆5foxAIkVmM[saga]
2014/06/07(土) 00:48:50.60 ID:3t4ENybZ0

高木「さ。では次にこの事件当時の状況へと視点を動かしてみよう」

高木「この事件が、いままでの推理通りだったとして、では誰がどのようにして生徒を殺したのか、に移るんだが……」

高木「ところでキミ。私は実物を見てないから分からないのだが、あの学校の放送室は……」

P「言わんとしてることは分かってますよ。えぇ、放送機材は全て壁付けされていました」

高木「うむ。ならば想像通りではあるね」

高木「生徒が仮に放送準備中、あるいは放送しようとして放送室内に立っていたのなら――」

P「はい。放送機材に向かって立つか座るかしていたでしょうね」

P「つまり、真正面には誰も立てなかった。言い方を変えれば、真正面から生徒の首を切ることはできなかった」

高木「うむ。生徒が事件に巻き込まれて、即時放送が行われたことを考えれば」

高木「生徒は放送機材の前に座るか立つかしていたんだろうが、キミの言った通り正面から切ることはなかなか難しい」

P「では後ろからバッサリと?」

高木「だろうね。振り返るようにして首を捻ると、肩に首が覆い隠されて更に首を切ることが難しくなる」

高木「身体ごと別方向に向けて誰かと話していた可能性もなくはないが……」

高木「それだと凶器を見せた途端に暴れて殺害どころじゃなくなるかもしれないしね」

高木「後ろから近づいてバッサリが一番しっくりくる考え方ではあるかな」





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