過去ログ - 妖精「君の慎ましい安価ファンタジー」 「えっ」
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[saga]
2014/06/02(月) 01:25:40.00 ID:qhZRjSBU0
カナエ「うぇっ!? 道ですか……?」
「はい……」
カナエ「えーとぉ」
カナエは困惑した。
何せ森の奥にやってきて二年余り、この小屋の中でしか生活してこなかった。
そんな人に道を聞いても、
へー、この辺にそんなのがあるんですか?
という返事しか返ってこないだろう。
カナエ「……」
とにもかくにも、カナエは、
カナエ「まあ、中へどうぞ!」
この客人をもてなす事にした。
********
カナエ「──なるほど、ワウルさんはこの辺にある【人狼の村】に里帰りしに来たんですね」
ワウル「……はい」
訪ねてきた女性、ワウルは差し出された紅茶に目を落としながら応える。
カナエ「ふむふむ」
カナエ (さっぱり分からない)
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