過去ログ - 妖精「君の慎ましい安価ファンタジー」 「えっ」
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44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/02(月) 02:38:29.76 ID:qhZRjSBU0
カナエ「ワウルさん」

ワウル「っ!」ビクッ

驚いて振り返ったワウルの碧眼は赤く、涙が絶えず流れ出していた。

ワウル「あなたは……。ついてきてたのですか」

カナエ「ワウルさん、生き延びてる人を探しましょう……!」

カナエ「きっといるはずです、きっと!」

元気付けるようにカナエは言うが、ワウルは諦めた表情で、

ワウル「……カナエさん」

ワウル「私はワーウルフです……だから、人より鼻が良いのです」

諭すようにカナエに言う。

カナエ「それが……」

ワウル「私がいくら狼に変身しない期間が長くとも、鼻は衰えません」

ワウル「血と温かい食卓の香りぐらい……かぎ分けますよ」

そういうワウルはどこか現実を見てないようで、
しばらくカナエと共に放心状態にあった。




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