過去ログ - 妖精「君の慎ましい安価ファンタジー」 「えっ」
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[saga]
2014/06/02(月) 18:28:38.27 ID:qhZRjSBU0
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カナエ「あいたたた……」
地面に勢いよく衝突した自らのお尻を擦りながら、カナエは周りを見渡す。
周りは土の壁に囲われ、上を見上げれば微かに青空が見えた。
カナエは深い溜め息と共に、もう一つのことにも気づいた。
ワウルが居ないのである。
カナエ「あれ……ワウルちゃん?」
カナエ「ワウルちゃーーん!!」
シーン
と、反響したカナエの声が静寂を伝える。
カナエ「……」
カナエ「ふぅ……よし」
決心し、腰の砂を払って、ゆっくりと立ち上がり、
カナエ「探すとするかな!」
カナエはまだ恐怖で僅かに震える足にムチ打って、
奥からうっすらと見える灯り目指して歩き始めた。
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