過去ログ - 勇者と魔王♀のほのぼのな日常
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35: ◆bCs0r4M9IE[saga]
2014/06/05(木) 00:38:01.97 ID:fTrBjLc0o
魔王「…あいつは、勇者は飢餓で餓えている村に忌み子として生まれたんだ」

側近「忌み子?」

魔王「村人のストレスを発散するために苛められ続ける。そのためだけに産み落とされ、生かされてきた」

魔王「飢餓で餓えている村には必要だったんだよ。村が一つになるため、ストレスは全て勇者に叩きつけられた」

魔王「もちろんその存在は必要だから殺されることも無い、一生生き地獄」

魔王「そして勇者として王に選ばれた時、村人たちは掌を返した。今までのが全部無かったかのように」

魔王「さぞ腸が煮えくり返っただろうね。それでも勇者として人々を救わなければならない。その矛盾が生んだ心の闇、その深さは魔物でもそうそう覚えがある奴はいないだろうね」

魔王「それでもってあいつの血には少し魔物の血が混じっている。それと忌み子として忌み嫌われてきたことを考えると…彼の先祖に何があったか、少しは想像がつくさ」

側近「魔王様…」


側近「それでも健気に勇敢に人間のため戦う勇者様の姿に惚れられたわけですね」

魔王「…まぁ、ね」

側近「…」

魔王「…ぁ」

側近「やった!魔王様の本音中の本音聞きだせました!」

魔王「ぅぁ…ぅあぁあぁああ///」カァアア


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