過去ログ - 京太郎「俺がハンドボールをやめた理由」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/06/03(火) 23:09:49.95 ID:rxHh/dJO0
 その頃は毎日が充実していた。少なくとも、俺はそう感じていた。

 仲間に囲まれ、楽しく話せる沢山の友達が居て、更に自分が本気になって打ち込めるものが目の前にあったのだから。

 もうすぐ卒業、という時になっても尚、俺の心が何かで揺らぐことは殆どなかった。

 何となく、でもどこか確信的にこう考えていたからだ。俺はこの先もこの競技一筋でいきていくんだ、と。

 自分の前に、自分で敷いたレールが続いている。その安心感は、何にも変えがたいものだったのだ。

 けれど突然、悲劇が俺を襲った。



 ある日のことだった。
 
 俺はその日も何時もと変わらず、チームメンバーや後輩達と共に体育館での“競技”の練習に楽しく参加していた。
 
 その頃受験勉強と練習との両立が最もの課題だったが、まあ勉強は出来る方だったので、そこまで憂いるようなことは無かった。だから、練習の方に重きを置くことが出来たのだ。

 練習が始まって2、3時間程経った所だったろうか。ブレイクタイムを挟み、皆で色々と談笑していた。

 そんな中不意に、体育館の天井の方から妙な音が聞こえてきた。

 何か、ジェット噴射のような音だ。



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