過去ログ - 海未「私はいったいどうすれば……」
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2014/06/04(水) 17:12:51.53 ID:xuNDejDSO
 コンコン。 
  
  
 海未「……? どうぞ」 
  
9: ◆aU2gxYbeBY
2014/06/04(水) 18:07:09.02 ID:xuNDejDSO
 絵里「教室でクラスの子達に勉強を教えてたの。どうしても私に教えてほしいって頼まれちゃって……」 
  
  
 照れたようにはにかむ絵里を見て、私も思わず微笑んでしまいます。 
  
10: ◆aU2gxYbeBY
2014/06/04(水) 18:30:36.14 ID:xuNDejDSO
 絵里「特に用事があったわけじゃないの。もし残ってたら作業を少し手伝おうと思ってたんだけど……」 
  
  
 絵里は、私が机に広げている勉強道具を見て、 
  
11: ◆aU2gxYbeBY
2014/06/04(水) 18:31:51.98 ID:xuNDejDSO
 絵里「……一人でしてたの?穂乃果たちは?」 
  
 海未「えーと……その……」 
  
  
12: ◆aU2gxYbeBY
2014/06/04(水) 18:33:02.17 ID:xuNDejDSO
 下手に言い訳を挟んだせいか、絵里はさらにヒートアップしてしまいました。 
  
  
 絵里「分かってるならちゃんと皆でやりなさい!あなた一人で背負い込んでどうするの!」 
  
13: ◆aU2gxYbeBY
2014/06/04(水) 18:34:45.40 ID:xuNDejDSO
 絵里「穂乃果の勉強?」 
  
 海未「はい……」 
  
  
14: ◆aU2gxYbeBY
2014/06/04(水) 18:35:58.56 ID:xuNDejDSO
 海未「簡単に言ってしまえば、穂乃果の勉強をことりが、生徒会業務を私が担当するようにしようと提案したんです」 
  
 海未「生徒会業務といっても書類の整理くらいです。もし緊急で会長の穂乃果にも目を通してもらいたいことがあれば連絡することになってますし」 
  
 海未「ことりは穂乃果に甘いところがありますが、穂乃果のことを大事に思っているのは確かです。穂乃果に赤点を取らせることはしないでしょう」 
15: ◆aU2gxYbeBY
2014/06/04(水) 18:45:22.86 ID:xuNDejDSO
 絵里は少し考えていたようですが、しばらくすると顔をあげました。 
  
  
 絵里「本当に理由はそれだけなの?」 
  
16: ◆aU2gxYbeBY
2014/06/04(水) 18:47:00.85 ID:xuNDejDSO
 絵里「後、これは自覚してるかわからないけど」 
  
 絵里「普段の海未なら、穂乃果から目を離すとは思えないわ。特にテスト前なんて大事な時期はね」 
  
 海未「そうかも、しれないですね……」 
17: ◆aU2gxYbeBY
2014/06/04(水) 18:48:43.70 ID:xuNDejDSO
 完全に図星でした。 
  
 何も言えずただ黙り込む私に、絵里は優しい声音で諭すように話しかけます。 
  
  
18: ◆aU2gxYbeBY
2014/06/04(水) 18:51:37.14 ID:xuNDejDSO
 少し前に聞いた、幼少時に言われていたというフレーズを私が使うと、絵里の顔が少し赤くなりました。 
  
  
 絵里「か、からかわないでよ///」 
  
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